高1の5月に「東進講座受講レース」!東進の裏側が見えた?!<第3話>
こんにちは。武田塾講師の高田です。僕は武田塾の勉強方法と出会い、京都大学に現役合格しました。京大合格までのエピソードをブログに書いてまとめています。
高校入学前に「中高一貫校に負けないためには東進の映像授業で早く終わらせる!」と東進に入り、安河内先生の授業に魅了されるところまでが前回の話です。まだ読んでいない方はぜひ前の記事をご覧ください。
高校1年生の5月に東進である事件が起こります。
「講座受講レース」が開催されました。
東進衛星予備校の自分が通っていた校舎(明石駅前校)で開催されたこの「講座受講レース」ですが、どんな企画かというと・・・
映像授業を1コマ受けるごとに壁にシールを貼っていき、5月の1か月間で1番授業を受けた生徒が賞品をもらえる、というものです。
当時の自分は、
「東進のわかりやすい先生の授業を受ければ成績は上がる。」
と考えていたので、この企画である決心をします。
「この校舎(明石駅前校)の高校1年生のなかで1番になる!」
と決心し、そこから毎日授業を受けるようにしました。
部活動も高校から大変になる勉強についていけるように「放送部」を選びました。(実は中学まで野球部でした。野球部から放送部へ華麗なる転身です。笑)
放課後はすぐ東進の校舎に行って授業を受ける毎日です。1日1コマ、週に7コマ、1か月で30コマくらいの授業を受けました。
その結果、東進衛星予備校明石駅前校の高1で講座受講レース1位を獲得しました。目標通り校舎で1番授業を受けた生徒になりました。
では、成績が上がったのか・・・??
成績は上がりませんでした。
理由は簡単で、授業を受けっぱなしにしてしまい、復習ができていなかったからです。いくらわかりやすい授業を受けたとしてもしっかり「復習」してテキストが全問正解できるような状態にならないと成績は伸びないのです。(これは後になって気づく話ですが・・・。)
東進では5コマ~10コマ単位でテキストが配られていましたが、家には完璧になっていない1回授業を受けただけのテキストが大量に積み重なっていました。すべて「復習」をおろそかにした自分の責任です。
ただ、東進はどうして「講座受講レース」を企画したのか?
今だからわかるカラクリがあります。東進で本当に成績が伸ばそうと思っているスタッフならおそらく「講座受講レース」を企画しないでしょう。なぜならたくさん授業を受けることよりも「復習」させたほうが成績を伸ばせるからです。
しかし東進は「1授業いくら」というビジネスモデルなので、生徒が次々と授業を受けてもらったほうが東進がもうかる、という仕組みになっています。「講座受講レース」は、今登録している授業を消化させ、新しい授業を提案するための営業戦略だったのかなと思います。
まとめると、高1の5月に講座受講レースで校舎で1番授業を受けたけど成績が伸びず、「何かおかしいな・・・。」と思いはじめました。
そんなとき本屋さんである本と出会います。つづきはこちら!