独学するも失敗・・・「後回し」にする性格が仇に。<第8話>
こんにちは。武田塾講師の高田です。僕は武田塾の勉強方法を参考に、独学で京都大学に現役合格しました。合格までのストーリーをブログにまとめて書いてみました。ぜひご覧ください。
前回は武田塾の「参考書ルート」についてと「参考書=わかりやすい」という話をしました。まだ読んでいないという方はぜひご覧ください。
参考書のすごさに気づいた自分はまず『安河内の英語をはじめからていねいに』を3日間くらいで終わらせました。読むだけで英文法の基礎が学べるので、本気を出せば3日間くらいで十分に終わる量です。
そこから『システム英単語』と『ネクステージ』の勉強がスタートします。
Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服
- 作者: 瓜生豊,篠田重晃
- 出版社/メーカー: 桐原書店
- 発売日: 2014/11
- メディア: 単行本
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2冊とも英語の基礎の参考書です。「英単語」「英文法」をしっかり勉強しないと英語はできるようになりません。
ここで高1の秋にある失敗をします。
その失敗とは「やったつもりになってしまった」という失敗です。
システム英単語もネクステージもやってはいます。でも全然身についていない状態でした。それはなぜかというと「また次にやろう」と後回しにしてしまう性格だったからです。
あなたは英文法の問題集で「できない問題」にぶちあたったときどうしますか?
今になってわかるのですが、「できない問題は解説を読んだり、調べたり、質問して理解してからもう一度できるかやり直す」ということが大切です。つまり、自力で解ける状態になって初めてクリア、というわけです。
高1秋の僕は解説を読んで「なるほど」と納得しただけで終わっていました。読んだだけで「やり直し」をしていないので間違えた問題は永遠にできるようになりません。
何回もネクステージを繰り返しましたが、いつも✖をつけるところは同じでした。
嫌なことは後回しにしてしまう性格のせいで、勉強をしているものの全然仕上がらない、という期間が高1秋~冬の話でした。
今だからわかる「独学の注意点」があります。
それは「1冊を完璧に」できているかどうか?
ここに尽きます。
「1冊を完璧にできているかどうか」を試す1つの質問をしましょう。
・あなたが持っている英単語帳(英文法の問題集)のなかから英単語(英文法)を10個テストしたとします。10個中何個、正解が言えますか?
当時の自分は10個中5個くらいだったと思います。この記事を読んでいる受験生のなかでも10個中10個正解できる人って少ないと思います。
あとから気づくことになりますが、持っている単語帳や文法のテキストくらい10個中10個正解できない状態では、大学受験は絶対に成功しません。
これは実は独学でも予備校に通っていても同じこと。高1の前半に東進でたくさん授業を受けていた自分は東進の授業を受けっぱなしにするだけでテキストが全然、完璧になっていませんでした。その話は下の記事をご覧ください。
高1の5月に「東進講座受講レース」!東進の裏側が少しずつ見えた?! - 武田塾の勉強方法で京都大学に逆転合格した話
高1の前半で東進の授業を受けっぱなしにしてテキストが完璧にならず、独学に切り替えたのにまたやりっぱなしで間違えた問題を後回しにしてしまいました。それでは成績が上がるはずもありません。
もう一つ、高1の秋~冬にかけて大きな失敗をしてしまいます。続きはこちら!